【SOLD】1940年代 - 1950年代 GOLDSEAL ヴィンテージ スーツ 2ピース ストライプ グレー

SOLD OUT

― 年代等について ―

恐らく1940年代末から50年代初期にアメリカで仕立てられた、ビンテージのツーピース スーツです。

この一着はシングルブレストの2つボタン グレーカラーと、近年のスタンダードなスーツに多く取り入れられている仕様で比較しやすく、1940年代頃のビンテージスーツの特徴がより分かりやすくご理解頂けると思います。

男らしさの象徴である肩、胸を強調する為にぎゅっと絞られたウエスト。
この特徴的なシルエットはイングリッシュドレープと呼ばれ、製法が確立されたばかりの1930年代～40年代のものは近年のイングリッシュドレープと比較すると強烈でありながらも、とても美しい曲線を描いています。

ジャケットのシルエットやボタンの素材は40年代のスーツに多く見られるものですが、ジャケットの裏地の形状や、比較的強めにテーパードしているスラックスの形は50年代のものに多く見られる印象があります。
ユニオンラベル等が付けられておらず、明確な年代が特定できませんが、上記のことから総合的に判断すると1940年代末頃から1950年代初期に仕立てられたものではないかと考えられます。
しかしながら、ジッパーフライが主流の40-50年代にこの一着はボタンフライが採用されており、1930年代頃の名残が見受けられます。

また、詳細は一切不明ですが、スラックスの裏地に漢字で林義と書き込みがあります。
仕立て/販売はニューヨークのGOLDSEAL Clothesのタグが縫い付けられていますし、私自身がアメリカの個人の方から購入した一着なので、アメリカで着用されていたのは間違いないと考えられますが、日本人か中国人の方が着用していたのかもしれません。


― コンディション ―

全体的に着用感が見受けられますが、生地はまだしっかりと張りとコシがあり、まだまだ十二分に着られる状態です。
ジャケット表地の左腰辺りに5mm程度の虫食いが1ヵ所、スラックス裏地の左ポケットに修復痕と、お尻部分に擦り切れが見受けられますが、いずれも修復可能な軽度のものや着用において問題が無い程度のものです。（その分お安く出品しております。）
また、袖の裏地が交換されていると思われます。

ビンテージ特有の香りが少々強めについているのと、極わずかにですが全体的にほんの少し黄ばんでいるような印象があるので、ウェットクリーニング等で一度すっきりさせてあげる事をお勧め致します。

シミや修復できないダメージは無く、年代を考慮すれば十分に良いコンディションと言えるでしょう。

状態は写真と併せてご確認ください。


― 色味 ―

生地は黒、グレー、生成りの毛で織られた大きいヘリンボーン地に、青のピンストライプが施されています。
全体的には明るめのグレーという印象で、ビジネスからシックなパーティまで幅広いシーンで活躍できるスーツかと思います。

遠くから見ると落ち着いたグレー、近くでは男らしいざっくりとした織りが印象的な、見方によって表情が変わる奥深い織りだと感じます。
厚手でハリがあり、現代には無いビンテージならではの高品質と雰囲気が詰まったとても良い生地です。



― 実寸 ―

- ジャケット
肩幅 44cm
身幅 (脇下から脇下) 51cm
ウエスト（第一ボタン） 48cm
袖丈 59cm
後ろ身丈 72cm

- スラックス
ウエスト 41cm (周囲 82cm)
股下 68cm
わたり 37cm
裾幅 22cm
ダブル幅 4cm

平置きでの実寸です。素人採寸ですので、多少の誤差はご了承ください。
サイズの確認方法は、お手持ちのスーツ等を平置きで計測し、比較して頂くのが最も確実です。
サイズ間違いでの返品は原則受け付けておりませんのでご注意ください。

ジャケットの袖丈、スラックスの裾丈は直し屋さんへご依頼して頂ければ詰めることが可能です。
その際には後世のため、可能であれば出来るだけ生地を切らずに直して頂けたら嬉しいです。



― 注意事項 ―
ネクタイ、シャツ等の小物は撮影用ですので、付属しません。
また、ビンテージという性質上、虫食いや細かいほつれ等の小さなダメージを見落としてしまう場合がございます。
見落としがあまりに多い場合や、あまりに大きなダメージの見落としがある場合、説明文との著しい相違がある場合を除き、クレーム、返品等は承りかねますので、あらかじめご了承ください。
万が一届いた商品に思うところがございましたら、お気軽に御相談ください。
可能な限り柔軟にご対応致します。

その他ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。